Winged wheel No.400ホヤの代替品について
もう金型がなくなってしまい再度生産されることのない別所ランプのWinged wheel No.400。
ただビンテージ品だからと飾っているだけではなく、やはりキャンプ等でもどんどん使っていきたいもの。
ただ、使用していく上で一番恐ろしいのはガラスのホヤが割れてしまうことではないでしょうか。
FEUER HANDやDEITZであればホヤのみで購入することが容易にできますし、Winged wheelも現在も製造されているNo.500であれば別所ランプさんから購入することも可能と思います。ただ、もう生産されていないNo.350やNo.400ではそうはいかなく、割ってしまったらお終いです。
私の持っている No.400にも一つ、ホヤが割れてしまっているもの(eBayでの購入時見落としていました・・・)や、少しヒビが入り怪しいものがあります。この状態では使えませんんし、これらのNo.400を復活させるため、なんとか代用可能なホヤがないか探していきたいと思います。
パッと思いついた案がサイズがDEITZの ’76のホヤです。サイズがほぼ同じDEITZの’76のものがそのまま付いたらラッキーと思い、手持ちの’76のホヤを使ってトライしてみましたがホヤの上部が干渉しダメでした。DEITZ ’76のホヤの上部の口径が大きいようです。
これではダメなので真面目にNo.400 ホヤの代替品を探すため、真面目にNo.400のホヤのサイズを採寸してみました。とは言え、定規でエイやと測ったのでラフですが、結果は下記でした
No.400 : 上部開口63mm、下部開口58mm、高さ83mm に対し、
’76：上部開口66mm、下部開口59mm、高さ85mmだったので、一回り’76が大きく上部が干渉して入らなかったようです。
このサイズを参考に代替のなるホヤがないか色々と調べたのですが、可能性がありそうなのが江戸川屋ランプさんが製作されている、江戸川屋ランプ 78用ホヤでした。（商品番号C-78-H-MX）
江戸川屋ランプさんのHPでサイズを見ると
上部開口63mm、下部開口57mm、高さ81mmと下部開口と高さが少し小さいくらいでほぼNo.400と同じサイズです。
ダメもとでこちらを購入してみて、No.400への取り付け可否を確認したいと思います。
そして、注文から3日後に無事届いたのがこちらのホヤです。
左がNo.400純正ホヤ、右か今回江戸川屋ランプさんから購入した代替候補のホヤです。
ホヤの開口径を確認しましたが上部開口63mm、下部開口60mm、高さ81mmと、上部開口と高さはHP記載通りで、下部開口は3mm程度大きかったです。この辺はガラス製品なのである程度のばらつきがあるのかもしれません。
左の当時モノのNo.400純正ホヤはエッジが切りっぱなしのような形になっていてガラスの厚みも1mm程度ありぶ厚いですが、さすが硬質ガラスで作られた今のホヤは薄く端部も玉縁形状で滑らかです。色もクリアで、形状はNo.400純正ホヤがすとんと真っ直ぐなシルエットなのに対して、今回江戸川屋ランプさんから購入したホヤは下側に少し膨らんだ形状です。
’76ホヤで干渉した上部開口がNo.400純正のホヤと同じサイズなので、これは期待が高まります。
早速届いた江戸川屋ランプさんのホヤ（C-78-H-MX）をNo.400に取り付けてみました！
下部開口と高さが2mmほど純正品とサイズが違ったことが心配でしたが、全く問題なくピッタリです！
以前紹介したNo.350のホヤはNo.400と違ってホヤの下部が少し膨らんでいるので、代替ホヤを装着したことでNo.350と似たシルエットになった気がします。
何よりも違和感なくNo.400に馴染んだホヤを見つけることが出来て本当に良かったです。
早速パラフィンオイルを入れ、点灯！暖かい灯りが再びWinged wheel No.400に灯りました！
DEITZ ’78用ホヤでも色々なところから出ておりそれぞれ微妙にサイズが異なりますが、江戸川屋ランプ 78用ホヤがWinged wheel No.400にぴったりでした。今回初めて江戸川屋ランプさんを利用させていただきましたが、梱包もとても丁寧で注文からもとてもスムーズに発送いただきとても信頼できるショップ様と思います。何よりも今現在オイルランプ専門でショップをやられているところに深いオイルランプへの愛情を感じますね。
今回、Winged wheel No.400の代替ホヤを無事見つけることが出来ました。同じようにホヤを割ってしまって困っているWinged wheel No.400をお持ちの方に少しでも参考になればと思います。